トップ > 今冬やるべき節電 > 3.設定を見直して賢く節電しよう

今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今冬やるべき節電

2014年。この冬すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 家庭省エネ・人材本部 早井佳世さんがお伝えします。

3. 設定を見直して賢く節電しよう

私たちが家庭で使用する家電機器の中には、いつも必要というわけではなくあまり役立っていないのに電気を多く使ってしまう設定のままになっているケースのものが多くあります。これらの事柄は、夕方19時頃の電力のピークカットに大きく寄与するわけではありませんが、普段意識することなく無駄に電気を使っていることになるのでもったいないですね。



例えば、冷蔵庫。庫内温度の設定を「強」から「中」に変更した場合、年間61.72kWh(約1,670円)の節約になります(周囲温度22℃の場合)。最近は、省エネモードが付いている機種もありますので、メーカーのカタログやホームページなどで有効な設定を確認することをお勧めします。併せて、ものの詰め込みすぎは要注意です。半分にすると詰め込んだ場合に比べ、年間43.84kWh(約1,180円)の節約になります。冬は気温が低いため、かぼちゃ、しょうが、芋類等は冷蔵庫に入れなくとも日持ちしますので、保存場所だけ工夫しましょう。



それから、温水洗浄便座。日中人がいないのに、便座暖房が入りっぱなしになったり、洗浄水の温水温度を高いままにしていませんか?設定の見直しを行わないと(どちらも高温でつけっぱなしにしていると)、ごくわずかな利用時間のために、使わない時間も便座や温水を温め続けているということになります。冬の間も便座の保温・温水温度を低めに設定するか、タイマー機能や節電モードを活用しましょう。低温に設定すると、便座では年間26.40kWh(約710円)(※1)、洗浄水では年間13.80kWh(約370円)(※2)の節約が可能になります。また、併せて気をつけたいのは、「使わないときはふたを閉める」ということです。ふたが開きっぱなしですと放熱して電気が無駄に使われてしまいます。ふたの開け閉め有無だけでも、年間34.90kWh(約940円)の差異が出てきます。便座やふたにカバーをするのも良いですね。
これら冷蔵庫と温水洗浄便座の温度設定を変更するだけでも、年間約180.66kWh(約4,880円)の節約になります。これらの事柄は一度設定さえしておけば、自動的に電力の消費を抑えた状態になりますので、節電効果が継続することになります。一つ一つは小さなことでも、積み重ねれば大きな節約になります。今一度、機器の設定を見直して電気の無駄遣いをやめ、無理なく賢く節電したいものですね。



※1 便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)冷房期間は便座暖房はOFF。
※2 洗浄水の温度設定を年間一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)
上記電気料金は、27円/kWhで算出しています。
暖房期間:周囲温度11℃ / 中間期:周囲温度18℃ / 冷房期間:周囲温度26℃



電気機器の使用例(在宅世帯)
図はクリックすると拡大します

室内外の熱の移動
図はクリックすると拡大します




戻る

早井佳世 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
家庭省エネ・人材本部 家庭・人材総括部兼人材育成事業部 課長

民生部門における海外の省エネ施策調査、各種省エネ関連実態調査等を担当後、トップランナー制度・ラベリング関連の普及広報に10年以上従事。
国内外のシンポジウム、会議、人材研修において、日本における機器の省エネ対策プレゼン多数。
「すまいと電化」(日本工業出版)、「生産と電気」(日本電気協会)等において、家庭の省エネについて寄稿。
民生部門の省エネ政策について学会発表あり。
エネルギー・資源学会、日本エネルギー学会会員

ページの先頭へ