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今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今冬やるべき節電

2014年。この冬すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 家庭省エネ・人材本部 早井佳世さんがお伝えします。

2. 消費電力が大きい家電製品のピーク時の同時使用を控えよう

冬は夕方に電力使用のピークがあります(※図1参照)。夕方、家庭で暖房、夕食の準備、照明、テレビ等、家電機器を一斉に使用するからです。機器の定格消費電力が大きく、17時頃から21時にかけて同時使用はできれば避けた方がよいものは何でしょうか?
以下、子供がいる一般的な家庭を想定して望ましい機器の使用方法について、夕方からの時間経過とともにシミュレーションしてみます。



夕方、16時位には日が傾いて暗くなってきました。リビングの照明を点灯します。その後、子供が学校から帰宅し、子供部屋に明かりが点きます。夕食の時間まで、テレビを見たりゲームをしたりしているかもしれません。できればリビングなど一箇所に集まって、照明やテレビに使用する電力は最小限に抑えるようにしましょう。この時間帯はまだ工場やオフィスなどが稼動していて、電力消費がすぐにピークに達してしまいます。



17時過ぎ。夕食の支度が始まります。ジャー炊飯器でご飯を炊いて、電子レンジでおかずの下ごしらえをして・・・、電気ポットでお湯を沸かしてお茶を入れ一息入れましょうか・・・。
ちょっと待って下さい、これらを同時に行うと、合計3,500ワットもの電力を消費してしまいます。

ジャー炊飯器の定格消費電力は約1,300ワットです。保温機能を使うなら、4時間までが目安、と覚えてください。保温のためのエネルギーより、電子レンジで温め直すエネルギーの方が少なくなります。
電子レンジの消費電力も約1,400ワットとかなり大きいので、調理の際には他の機器と同時使用とならないよう、段取りよく使用するようにしましょう。
電気ポットも沸騰時は800ワット消費し、保温時も電力を消費しています。電気ポットでお湯を沸かし保温する代わりに、夕方の電力ピーク時間帯だけガスコンロで沸かし、魔法瓶で保温する、という代替手段もあります。最近は、真空断熱構造やタイマーなどの機能により保温時の消費電力の低減を図った所謂省エネタイプのものが出ていますので、買換えの際は消費電力をチェックして選びましょう。



19時から20時の間くらいに、仕事を終えたお父さんが帰宅。ご飯のあと、家族が間を空けずに続けて入浴します。入浴後、髪を乾かすのにドライヤーを使います。その時、洗濯物を乾かしていなかったことに気づいたお母さんが、乾燥機を使おうとしました。これも注意しましょう。ドライヤーと洗濯乾燥機の同時使用は、消費電力2,100ワットにもなります。面倒ですがエアコンをつけた部屋に一旦干し、ピーク時間帯が過ぎてから乾燥機を使用しましょう。



ここまで見てきてお分かりのように、家庭には定格消費電力1,000ワットを上回る家電製品が意外と沢山あります(図2参照)。このような家電製品の、冬の節電期間中の電力ピーク時における同時使用は避けるようにし、段取りよくスマートに家事を済ませるようにしたいですね。



冬季平日の電気の使われ方(イメージ)
図はクリックすると拡大します


家電製品の定格消費電力
図はクリックすると拡大します




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早井佳世 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
家庭省エネ・人材本部 家庭・人材総括部兼人材育成事業部 課長

民生部門における海外の省エネ施策調査、各種省エネ関連実態調査等を担当後、トップランナー制度・ラベリング関連の普及広報に10年以上従事。
国内外のシンポジウム、会議、人材研修において、日本における機器の省エネ対策プレゼン多数。
「すまいと電化」(日本工業出版)、「生産と電気」(日本電気協会)等において、家庭の省エネについて寄稿。
民生部門の省エネ政策について学会発表あり。
エネルギー・資源学会、日本エネルギー学会会員

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