トップ > 事業者向けトップ > 今冬やるべき節電 > 節電のちょっとしたこつ ―節電は一人で悩まない―

今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

2014年。この冬すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 産業省エネ推進・技術本部 久米伸一氏がお伝えします。

4. 節電のちょっとしたこつ  ― 節電は一人で悩まない ―

節電診断、工場調査等を行っていて気づいた節電のちょっとしたこつを述べます。節電を実行する際には一人で悩まずに、関係者にいつでも相談できる状況を作っておくことが重要です。



■実施例を参考にする

節電、省エネを実施しようする場合、同業種の事例を参考にして対策を見つけることができます。様々な講演会、事例発表会がありますので利用してください。自社で実施できそうな事例がある場合には、可能なら実施した会社に伺い、見学、実施方法の質疑等をさせていただくと具体的にイメージがわきます。
またホームページ上でも参考になるものがあります。例として当センターの省エネ事例紹介のホームページを下記に示します。


図はクリックすると拡大します

shindan-net.jp:http://www.shindan-net.jp/case.html



■すぐ実験できる体制

節電を実施する場合、簡単な実験を行って効果を確認してから本格実施の可否を検討する必要があります。特に費用を伴う場合は必要です。
第2回の外気導入量の削減の場合、事前に外気取り入れダンパーの開度を調整してCO2濃度 を確認してください。その際暖房装置の節電量を確認できれば確認してください。実際の運用では様々な問題が発生します、事前に実験して効果を確認すると同時に、問題が発生しないか確認することが大切です。
実験をする場合、ビルの場合には管理を委託しているビル管理会社に、工場の場合には設備の改修をお願いしている電気設備会社に相談し、実施してもらうことが多いようです。
思いついたらすぐ実験できる体制を整えておくことが節電には必要です。



■決算会議で光熱費をフォローする

毎月の決算会議で光熱費をフォローしてください。予算比、毎月の増減を確認し、その原因、対策の進捗について発表し議論してください。短い時間でかまいません。
節電は光熱費の減少として決算に反映され実額が利益になります。決算会議でフォローすると真剣に節電に取り組むようになります。



■設備投資稟議書に節電量(省エネ量)の欄を設ける

新しい設備は節電になっているものが多く、生産効率が上がるだけでも節電(省エネ)になります。そのため設備投資稟議書に節電量(省エネ量)の欄を設けてください。自社で節電量(省エネ量)を計算する必要はありません。「この設備にすると従来に比べてどれだけ節電(省エネ)になりますか?」と業者さんに質問してください。業者さんに計算してもらうことにより手間が省けると同時に広い情報が手に入り、改善案が提案されるかもしれません。さらに業者さんに相談する際、省エネ関連の補助金が獲得できないか聞いてみてもよいかもしれません。 設備投資の際に節電(省エネ)を必ず考えるように設備投資稟議書に節電量(省エネ量)の欄を設けることが有効です。



戻る

久米伸一 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
産業省エネ推進・技術本部 調査業務部長

省エネルギー診断を担当し、2012年からは節電診断も開始した。
Jクレジット制度等温室効果ガスの削減にも詳しい。
現在 工場・事業場におけるエネルギー管理状況の調査に従事。
省エネ、節電に関する講演多数
環境、リサイクルにも詳しい。
家庭では緑のカーテン(朝顔)を作っている。
エネルギー管理士、東京都温室効果ガス検証主任者

ページの先頭へ