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今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

2014年。この冬すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 産業省エネ推進・技術本部 久米伸一氏がお伝えします。

2. 車も建物も同じです  ― 外気導入量の削減 ―

建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)では、特定建築物(興行場、百貨店、店舗、事務所、学校等の用に供される建築物で、相当程度の規模を有するもの)の所有者、占有者等に対して室内CO2濃度を1000ppm 以下にするよう、空気調和設備の維持管理に努めなくてはなりません。
換気(外気取り入れ)は空気清浄度維持のために必要ですが,暖房(冷房)運転時に換気過剰は過剰な分空調エネルギーを増加させます。室内への外気導入量を必要最小限にすることで暖房(冷房)するための空調エネルギーの低減が可能となります。
車のエアコンは「車内循環モード」では早く暖まり、「車外から空気を取り込む」モードではなかなか暖かくなりません。建物でも同じです。



■外気導入量の管理

建築物衛生法の対象施設では、2か月に1度室内の環境測定を行っていますので、測定結果を見て室内CO2濃度が低ければ外気取入量の削減余地があります。


図はクリックすると拡大します



■対策

CO2濃度制御を行っている場合は、CO2濃度の設定値を変更します。手動で調整している場合、外気取入ダンパの開度を調整します。
建物の在室者数は曜日や時間帯によって変動するので1,000ppmギリギリに調整することはなるべく避け、また調整後の室内CO2濃度を何度か計測し、問題があればダンパの開度を再度調整しましょう。



ダンパの開度と風量は比例しません



(参考)
ホテルの節電診断でCO2濃度の測定結果が400~450ppmだったことがありました。400ppmというのは外気のCO2濃度です。確認すると廊下で昼間に測定しており、無人にもかかわらず空調をし続けたために測定されたものと推定されました。
無人、もしくは少人数でCO2濃度が著しく低い場合、一定時間空調を切る(廊下等)、執務室を統合し空調面積を削減する等の対策も考えられます。





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久米伸一 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
産業省エネ推進・技術本部 調査業務部長

省エネルギー診断を担当し、2012年からは節電診断も開始した。
Jクレジット制度等温室効果ガスの削減にも詳しい。
現在 工場・事業場におけるエネルギー管理状況の調査に従事。
省エネ、節電に関する講演多数
環境、リサイクルにも詳しい。
家庭では緑のカーテン(朝顔)を作っている。
エネルギー管理士、東京都温室効果ガス検証主任者

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