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今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今冬やるべき節電

2014年。この冬すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 産業省エネ推進・技術本部 久米伸一氏がお伝えします。

1. 冬でも冷房を使用していませんか?  ― 室内混合損失の防止 ―

近年、オフィスビルなどにおいては建物内の人やOA機器の増加により、インテリアゾーン(室内ゾーン)の空調機器は冬でも冷房運転をすることがあります。 一方ペリメータゾーン(窓際ゾーン)の空調機器は窓からの放熱で温度が下がるため、冬期には暖房運転をします。その場合冷気は室内下部に滞留するためペリメーター系統空調機器(床置形ファンコイルユニット)がさらに暖房を行い、暖気は室内上部の滞留するためインテリア系統空調機器(天井形ファンコイルユニット)はさらに冷房運転します。その結果暖房負荷・冷房負荷共に増加する室内混合損失が発生する場合があります(下図参照)。
下記の対策と留意点等を示します。



■混合損失の有無の判断

・ペリメーター系統空調機器が暖房運転を行っている時、インテリア空調機器が冷房運転をしている。
・暖房消費熱量と冷房消費熱量の月別推移、1日の変化等を確認し、冷房、暖房同時運転が行われていないか確認する。



■対策(例)

・ペリメーター系統空調機器の設定温度をインテリア系統空調機器の設定温度より低くする。
・暖房が必要になるのは主に朝の立ち上がり時が多く、日中は室温が上がるため日中はペリメーター系統空調機器の暖房運転は行わない。



■留意点

・ペリメーターゾーンの設定温度を下げると,温風が欲しい時でも暖房運転しなくなることがあります。許容できるかどうか注意が必要です。
・空調方式によって対策が異なり、温度センターの位置や吹出方向・吸込位置・風量の変更等,空調システムの調整が必要な場合もあります。設備管理者に相談してください。



(参考)冬期の冷房
冬期に冷房を行っている部屋では、外気を導入することにより冷房エネルギーを減らすことが可能です。



図はクリックすると拡大します




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久米伸一 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
産業省エネ推進・技術本部 調査業務部長

省エネルギー診断を担当し、2012年からは節電診断も開始した。
Jクレジット制度等温室効果ガスの削減にも詳しい。
現在 工場・事業場におけるエネルギー管理状況の調査に従事。
省エネ、節電に関する講演多数
環境、リサイクルにも詳しい。
家庭では緑のカーテン(朝顔)を作っている。
エネルギー管理士、東京都温室効果ガス検証主任者

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