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今夏やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今夏やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター家庭省エネ・人材本部の早井佳世が教える今夏やるべき節電

2014年。この夏すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 家庭省エネ・人材本部 早井佳世さんがお伝えします。

2. ひと工夫で、節電ダイエット

家庭の節電対策として着目すべき点は、電力の全体ピーク時間帯(夏の平日13-16時)に確実に稼動している機器等で対策を取ることが効果が大きい、ということです。夏の在宅世帯の昼間の電気機器の使用例(図1参照)から、最も電力を使用するエアコン、冷蔵庫、照明から見てみます。



まずエアコンですが、例えば26℃を28℃に、2℃設定を上げるだけで電力消費量の10%削減につながる効果があることはご存知と思いますが、扇風機を併用すると室内温度が高くても快適に過ごせます。また、室内の温度が上がる主な原因は窓から入る日射熱(夏の場合は71%(※))ですので、日射熱の遮断もエアコンの効果を上げるための重要なポイントです(図2参照)。外からの日射熱の侵入を防ぐために室内側に遮熱効果のあるカーテンをつけ、日が当たる時間帯はカーテンを閉めて外気熱をなるべく部屋の中へ入れないようにしましょう。ただし、建物の外からの遮熱をすることが一番効果的な方法なので、窓の外側にすだれやよしず、緑のカーテンを設けると更によいでしょう。余談ですが、それでも暑さを感じるときは自分自身を涼しくする工夫として、冷蔵・冷凍食品などを購入した際にスーパー等でつけてくれる小サイズの保冷剤をハンカチに巻き、保冷剤の部分が首に当たるように巻くのもお勧めです。ただし保冷剤が直接肌に当たらないよう、くれぐれも凍傷には気を付けて。



次に冷蔵庫。通年通電し続ける必要のある冷蔵庫の庫内温度は、「強」のままになっていませんか?「中」設定に変更するだけで冷蔵庫の消費電力量が11%削減できます。ただし、冷蔵室内温度は1~2℃、冷凍室温度は2~2.5℃上昇するので、詰め込みすぎをなくし、食品の傷みに注意しましょう。詰め込みすぎをなくす際のポイントは、庫内の食材を7割程度にした上で(常温で保存できる缶詰や未開封のびん詰調味料等は冷蔵庫に入れる必要はありませんよ)、吹き出し口から出る冷気を塞がない様に食材を配置すれば、さらに冷却効率があがります。メーカーにより冷気の吹き出し口の場所は様々なので、ご自宅の冷蔵庫を一度確認してみるとよいと思います。



最後に照明ですが、不要な部屋の照明は消す、こまめに消す、などの他に、1回の使用時間が短くそれ程の明るさが必要ない場所(廊下やトイレなど)の電球のW数を少ないものに変えるなどの工夫もお勧めです。



(※)出典:日本建材・住宅設備産業協会



図はクリックすると拡大します




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早井佳世 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
家庭省エネ・人材本部 家庭・人材総括部兼人材育成事業部 課長

民生部門における海外の省エネ施策調査、各種省エネ関連実態調査等を担当後、トップランナー制度・ラベリング関連の普及広報に10年以上従事。
国内外のシンポジウム、会議、人材研修において、日本における機器の省エネ対策プレゼン多数。
「すまいと電化」(日本工業出版)、「生産と電気」(日本電気協会)等において、家庭の省エネについて寄稿。
民生部門の省エネ政策について学会発表あり。
エネルギー・資源学会、日本エネルギー学会会員

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