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今夏やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今夏やるべき節電

一般財団法人省エネルギーセンター診断指導部 部長久米伸一氏が教える今夏やるべき節電

2014年。この夏すべき節電を、
一般財団法人省エネルギーセンター 産業省エネ推進・技術本部 久米伸一氏がお伝えします。

4. 照明をLED化すると空調電力も削減されます  ― 予想節電率の計算 ―

一般的オフィスビルにおける夏期のピーク時断面の用途別消費電力(例)を下図に示します。空調、照明、OA機器の消費電力割合の合計が88%にもなっています。仮に建物の照明はすべて40Wの蛍光灯であり、それを25WのLEDに変更したとします。照明の建物全体に対する電力消費比率は24%ですので、予想効果は下記のように計算されます。



■照明のLED化による節電効果

照明電力の節電効果=(照明の電力消費比率)×(設備更新による節電効果)
=24[%]×((40[W]-25[W])/40[W])
=9[%]



■空調電力の削減による空調電力の節電効果

照明器具で消費される電力は最終的には全て熱に変わり冷房負荷になると想定します。
空調電力の節電効果=(照明のLED化による効果)/(空調システムのCOP)※
=9[%]/3
=3[%]



■建物全体に対する節電効果

建物全体に対する節電効果=照明のLED化による節電効果+空調電力の節電効果
=9[%]+3[%]
=12[%]



上記のように照明をLED化すると空調負荷も削減され、その割合は照明のみの節電量の1/3程度に相当します。これはOA機器も同様でパソコンを節電モードで使用するとその節電電力の他、空調の電力がその1/3程度削減されます。オフィスビルの例で計算しましたが、スポット照明の多い衣料品店等では効果はさらに大きくなります。

下記URLで夏季の節電メニューをダウンロードできます。その中で業種毎の電力消費の内訳(夏期のピーク時断面(例))が示されています。典型的な例ですがその消費電力割合から設備更新をした場合の効果を上記のように推定することが可能です。またこの節電メニューと対策毎にその効果が記載されていますので大まかな効果が推定できます。
http://setsuden.go.jp/banner/pdf/setsuden_menu_jigyo_other2014.pdf



図はクリックすると拡大します




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久米伸一 プロフィール

一般財団法人 省エネルギーセンター
産業省エネ推進・技術本部 調査業務部長

省エネルギー診断を担当し、2012年からは節電診断も開始した。
Jクレジット制度等温室効果ガスの削減にも詳しい。
現在 工場・事業場におけるエネルギー管理状況の調査に従事。
省エネ、節電に関する講演多数
環境、リサイクルにも詳しい。
家庭では緑のカーテン(朝顔)を作っている。
エネルギー管理士、東京都温室効果ガス検証主任者

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